みなさんこんにちは、しばです。
2019年度の心電図検定は、
2019.8.17(土)に4級が東京会場で、
2019.8.18(日)に3・2・1級が東京および大阪会場で開催されます。
私は、第2回、第3回と心電図検定を受検したのですが、今年は申し込みをしませんでした。
理由としては、「普段心電図とあまり触れていない身としては、1級はレベルが高そう」という、ごく単純な理由です。
つまり、ビビッたわけです(笑)
3級は特に難しく感じませんでしたが、2級になった途端、問題が不整脈ばっかりで大変な思いをしました。
まずは不整脈をしっかりとおさえ、1級に向けての対策をしていきたいと思っています。
今回は、心電図検定1級を受験するにあたり、第4回心電図検定で見事1級を取得した先輩から頂いたアドバイスを紹介します。
申し込みは早めに
心電図検定の申し込みは、日本不整脈心電学会様のホームページから行えます。
パソコン・スマートフォンから申し込み可能です。
以前は締め切り間際でも大丈夫でしたが、今や心電図検定は大人気で、締め切り日を待たずして会場の定員が埋まってしまうほどです。
私が受けた第3回の2級試験の時も、東京会場だけで受付番号が2000番台までありました。
会場で自分の席を探すのが大変だったくらいです。
今のところ「キャンセル待ち」等の対応はないようなので、申込みが始まったら早めに受験級の申し込みを済ませてしまう方が無難です。
申し込み開始は毎年4月中旬くらいから行っているはずなので、受験予定の場合は忘れずにチェックしておくとよいでしょう。
2019年度の試験から「4級」が新たに追加されました。
受験料は3級と同じ6000円です。
また、4級と3級のみ併願が可能です。
1級合格者からのアドバイス
さて、ここからは1級を取得した先輩から頂いた1級の出題傾向と、その対策を紹介していきたいと思います。
基礎知識
見事1級に合格した先輩は、長年生理検査室で働いています。
つまり、心電図に関する知識がもともと高いわけです。
病院の検査室には毎年「サーベイ」と呼ばれる問題が届くのですが、生理検査室に届く問題の中には心電図もあります。
先輩はその問題を、サラッと見て全て答えてしまいます。
もちろん、毎年全問正解です。
一方の私はというと、普段心電図波形を見る機会は圧倒的に少ないです。
サーベイの心電図を見せてもらうこともあるのですが、答えるのに悩む問題もあります。
そして、時々間違えます。
つまり、ベースとなる知識量に、すでに差がかなりあるわけです。
これは、仕事の関係上しょうがないことでしょう。
なので、まずは普段から心電図に慣れ親しんでいる人と同じくらいの基礎知識量を付けることが先決です。
出題の傾向
私が2級試験を受けた時は、問題がほぼ不整脈でした。
泣きそうになりながら、必死で波形にデバイダーを当てていたの事を今でもよく覚えています。
1級の出題傾向はどんな感じだったのか先輩に聞いたところ、「基本的に2級とあまり変わらない」とのことです。
つまり、不整脈がメインということです。
ただ、2択の問題や、心電図と病名を結びつける問題が多くなっていたとのことです。
2択が多くなるという点では、やはり難易度は高いですね。
また、心電図が読めるだけではなく、そこから病名に結び付けられるまでの知識が必要です。
先輩が使用していた参考書に解説が載っているのですが、普段なら読み飛ばしてしまいそうな細かな注意点などからの出題も多かったようです。
こちらが、先輩が使用した参考書です。
先輩の話では、「とりあえずこの問題集を隅々までやって、一通り覚えれば合格できそう」とのことでした。
私も購入しましたが、問題が丁寧に解説されており、とても勉強しやすいです。
1級に合格するには問題の回答を覚えるだけではなく、そこに関連づく解説も全て目を通す必要がありそうです。
時間配分
心電図検定は50問を90分で解かなければなりません。
どの級にも言えることですが、わからない問題は後回しにしないと全ての問題に目を通すことができません。
「とにかく分かる問題から解く」
わざわざ言われなくてもみなさんやっていると思いますが、やはり重要です。
1級に合格したら
心電図検定で受けられる難易度で、今のところ1級が一番上です。
「1級に合格したら終わり?」
待って下さい。
心電図検定には、1級合格者の中から選ばれる「マイスター」というものが存在します。
選考基準が公表されていないので正確なことは分かりませんが、おそらく「満点かそれに近い人」のみが選ばれるのではないでしょうか。
先輩も今回はマイスターを取るまでには至りませんでした。
「3問くらい間違えた気がする」と言っていたので、そこにあと数問間違えたものをプラスしたとしても5~7問程度。
43/50点ではマイスターはもらえないということです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、心電図検定、その中でも1級合格に向けての対策を紹介させてもらいました。
当然のことですが、1級合格にはそれなりの知識が必要になってきます。
参考書を隅々まで読み込んで、まんべんなく知識を付けないといけません。
私も1級取得はまだこれからですが、今後も1級を受けた感想や出題傾向など、自分の経験からも紹介していきたいと思っています。
みなさんも、機会があれば是非心電図検定に挑戦してみてください!
それでは、また!