みなさんこんにちは、しばです。
スポーツジムやフィットネスクラブに入会し、いい汗を流すために意気揚々と出かける。
しかし、マナーの悪い客のせいで、いい汗どころかストレスだけ溜まってしまう、なんて経験したころはありませんか?
長くジムに通っていると、他人のマナーに関して不快な思いをされたことのある方は多いと思います。
そもそも、スポーツジムなどは公共の施設ですので、お互いが相手を気遣って行動していれば、わざわざマナーについて語る必要なんてないと思います。
日本は元々相手を思いやれる国民性で、マナーも世界中の中ではかなり優秀な部類に入ります。
しかし、スポーツジムでのマナーを語るサイトや動画がいたる所で発信されているのは、残念ながらマナーの悪い利用者が少なからずいるということです。
普段からそうなのか、スポーツジムという特殊な環境に入るとそうなってしまうのかはわかりませんが、迷惑な行為をしている方は目につきます。
今回は、スポーツジムなどの公共の場におけるマナーについてお話ししたいと思います。
今回は「筋トレ」を行う際のマナーに焦点を当ててお話しさせて頂きます。
スタジオレッスンなどのマナーは別の記事でご紹介します。
この記事の内容が全て正しいとは限りません。マナーについては各施設で規定されていますので、自分の通っている施設のスタッフに確認しましょう。
目次
トレーニングエリアでのジムマナー
マシンや器具は丁寧に扱う、乱暴に扱わない
これは初心者、上級者問わずによくある事です。
マシンは重りと動作部がワイヤーで繋がっており、動作部を動かすことで重りが引っ張られて負荷がかかる仕組みになっています。
本来であれば、持ち上げた重りを下ろした時に、重り同士がギリギリ接触しない所で止めて再び上げ始めるのが正しい使い方です。
これを、一回一回、ガチャンガチャンと音を立てて乱暴に扱う人が見受けられます。
重りが一番下まで帰るということは、その時に負荷が全て抜けるのでトレーニングとしては楽をしていることになりますし、何よりマシンが痛みます。
筋肉を限界まで追い込んで、ラスト一回のところで力尽きてガチャンと落ちてしまったなどはしょうがないですが、毎回のように音を立てて重りを下すのはやめましょう。
音を立ててやっている気になっているのは自分だけです。他の人はただただ「うるさいな」程度にしか見ていませんし、その程度のレベルだと思われてしまいますよ。
たまに、ダンベルやバーベルを投げ捨てるように置く人を見かけるのですが、危ないです!
マシンは軌道が決まっていて固定されていますが、ダンベルやバーベルといったフリーウェイトは固定されているものではないので、乱暴に扱うと弾みで転がったりして他人を怪我させる危険性があります(自分がけがする分にはいいですが…)。
また、ダンベルは一見頑丈そうですが、丁寧に置かないとすぐに壊れます。
壊した場合、ジム側から思わぬ高額請求をされてしまうことがあるかもしれませんよ。
男性にありがちなのですが、見えを張って扱えないような重量で行っている場合にも起こりやすい現象ですので、適切な重さを選ぶようにしましょう。
もし、自分の物を乱暴に扱われたら嫌じゃないですか?ジム側も同じ気持ちです。
使い終わったら必ず汗を拭く
自分の使ったマシン、そのままにして離れていませんか?
使おうと思ったマシンに、前の人の汗でベットリしていたら不快ですよね。
今は消毒用のアルコールなどを置いてあるジムも多いので、使い終わったら必ず拭きましょう。
もし、専用の汗拭きが置いてなかったとしたら、自分で汗拭き用のタオルを持参しましょう。
汗が付いたままにしておくと、細菌が増殖して感染などにもつながってしまいます(皮膚の常在菌の代表は黄色ブドウ球菌。普通感染はしないが、免疫力の落ちている人などには感染してしまうことがある)。
マシンを使うときにタオルをしければなお◎。
「私、汗かかないから」という人も、たとえ汗をかいてなかったとしても、パフォーマンスでいいのでしっかりと拭く動作をしておいてください。
これは、フリーウェイトエリアでも共通のマナーです。
使い終わったベンチ台やダンベル、バーベルはしっかりと拭きましょう。
皆で使うものは綺麗にしておきましょう!
使った物は必ず元にあった場所に戻す
使ったダンベルやプレートは、必ず元にあった位置に戻しましょう。
使いっぱなしはダメです。
これはもう、ジムでのマナーというか、社会人として当然のマナーですよね。
よくあるのは、ダンベルの位置がバラバラということ。
ダンベルは軽いほうから重いほうに順番になってラックにしまってあるはずです。自分の持っているダンベルの返す位置がそこで本当に正しいか、返す前にもう一度確認しましょう。
スタックマシンマシンのピン(重りをピン一つ差し変えるだけで重量の設定が可能なもの)を一番軽いところに戻すかどうかはそのジムによってルールが異なりますので、使う前にスタッフに確認しておきましょう。
携帯電話に夢中にならない
「インターバル中にちょっとLINEを確認」
それ、NGです。
ちょっとのつもりが、携帯に気をとられて、気が付けば器具がベンチの代わりになっていた、なんてことないですか?
携帯にはいろんなアプリがインストールされており、ついつい夢中になってしまう気持ちも分かります。
しかし、ジムではそこをグッと押さえてトレーニングに集中しましょう。
どうしても携帯をいじらなければいけない時は、いったん器具を空けて、休憩用のスペースで確認するようにしましょう。
日本のジムは海外に比べると狭いので、マシンは一種類ずつしか置いていない場所がほとんどです。
なので、マシンやダンベルなどを使う時には常に「誰かが空くのを待っている」と考えて使いましょう。
アプリで筋トレのメニューやセット数などを管理できる便利なものもありますが、基本的にはその種目を終えて場所を開けた後に入力するなどして対応した方が無難です。
次使いたいのに、マシンに座ったまま携帯を長々といじられていたら嫌ですよね?
器具を長時間占領する
器具の長時間占領の代表各は「スミスマシン」「パワーラック」「ベンチプレス台」です。
一つの器具で何種類ものトレーニングができるのですが、連続で使用するのはやめましょう。
あなたの後ろには空くのを待っている人がいます!
それに加えて、インターバル中に長々とスマホなんかいじられた日には…考えただけでイライラしますね!
もしあなたが使いたい器具が使われていた時、どのくらいなら待てますか?
僕なら10~15分くらいです。
なので、長く使っても15分経ったらたとえ途中でも場所を開けるようにしています。しばらく様子を見て、誰も使わなそうならまた使いますし、誰かが使えば他のトレーニングに変えてしまいます。
一般的には20分としている場合が多いみたいですが、20分て結構長いような…。
グループでトレーニングする場合、一人20分ではなく、全員で20分なので気をつけてくださいね。
大きな声を出して周りを驚かせない
トレーニング中に、周りを驚かせるような声を出しながらトレーニングを行うことは避けましょう。
誤解しないでほしいのは、筋肉を追い込んでいる時、最後の踏ん張りに出てしまうような声とは違うということです。
自分の強さをアピールしたいのか、周りの注意を引きたいのか、ストレス発散なのか、とにかく大きな声を出す人がいますが、ただただ迷惑なのでやめましょう。
周りの人は「うるさい人」程度にしか思っていませんよ。
どうしても声を出したいなら、それが許されるジムを探してそこに行きましょう。
自分ひとりでスペースを取り過ぎない
これは、フリーウェイトエリアで特に気をつけたい項目です。
フリーウェイトエリアでは、基本的にどこで筋トレしてもいいことになっていますが、周りのことも考えてポジショングすることが重要です。
あなたのダンベルフライ、隣の人の邪魔になっていませんか?
ダンベルラックの前でトレーニングをし、ダンベルをとりたい人の妨げをしていませんか?
遠くから鏡を眺めて、自分と鏡の間のスペースを無駄にしていませんか?
込み合っている時間帯などには特に注意し、自分一人で多くのスペースを使わないようにしましょう。
器具を何個も掛け持ちしない
「スーパーセット」や「ジャイアントセット」など、複数の器具を同時に使う場合があります。
そのトレーニング自体はとても効率の良いものなのですが、混雑時などには避けましょう。
一人で器具をいくつも使用していると、他に使いたい人がいても使うことができません。
ジムの備品は皆の物ですので、一人ひとつずつが基本です。
終わったら次のを使えばいいのです。
よほど空いている時以外は、器具の掛け持ちはやめましょう。
トレーニング中の人に話しかけない
「あ、今日もあの人来てる!あいさつにいこーっと!」
それ、ちょっと待ってください!
その人今、必死にウェイトをあげていないですか!?
トレーニングの最中に話しかけると、集中力が切れて思わぬケガにつなげってしまう可能性があります!
特にフリーウェイトは、自分の体以外にウェイトを支えるものがないので、非常に危険です。
時には自分の体重より重いウェイトを扱うこともあるので、命に関わることすらあります!
話しかける場合は、インターバルの間か、トレーニング後にしましょう。
今までで一番びっくりしたのは、バーベルスクワットを必死にやっている最中の知人に「すごいねぇ」「何キロあげるの」「大変じゃない」「あと何回やるの」と隣で話しかけ始めた女性です。
話しかけられた知人はすぐにスクワットを止めたので事なきを得ましたが、本当に危ないのでやめてください!
シャドーをやらない(やるなら邪魔にならないところで)
シャドーボクシング、ピッチングのフォーム確認、空手の型、これらはやっていけないわけではないですが、トレーニングの邪魔にならない場所でやりましょう。
フリーウェイトエリアは鏡貼りになっていることが多く、フォームを確認するのにはうってつけかもしれませんが、ジムはトレーニングが本来の目的の場所です。
トレーニングの邪魔になるような時間と場所は控えましょう。
すべての会員が対等という意識と謙虚な心を持ち続ける
これはベテランのトレーニーに多い印象ですが、中には他人の筋トレを「そんなの効かないよ」「ちゃんとわかってやってる?」「そろそろ器具空けてもらっていい」などと他のトレーニーに声をかける方がいらっしゃいます。
親切心から声をかけてくれるのはありがたいのですが、知識をひけらかしたり、自分が使いたいからと威圧的な態度をとるのはやめましょう。
知識も経験も豊富かもしれませんが、トレーニングジムの中では会員の一人にすぎません。
初心者だろうとベテランだろうと、優越はないのです。
本人が楽しく真剣にやっていればそれでいいのです。
年配、若輩も関係ありません。
自分一人が他の会員より会費を多く払っているなど特殊なことがない限り、皆平等です。
トラブルを起こさないために注意すること
自分で注意せず、スタッフに相談する
マナーの悪い会員に出くわしたとしても、自分で注意するのは避けた方が無難です。
それによっていざこざが発生して、ジムに通うのが嫌になってしまう可能性があるからです。
(人間の悩みの全ては対人関係によるもの、らしいですよ…)
近くにいるスタッフに相談し、スタッフから注意を促してもらうようにしましょう。
また、いくら自分が正しいと思っていても、もしかしたら自分が間違っている可能性もあります。
ジムのスタッフがルールですので、疑問に思ったことは気軽に相談して確認しておくのがベストです!
自宅でのトレーニングを考えてみる
「他の会員のマナーが気になってしょうがない!」
「いつも見られている気がして集中できない」
なんて方は、いっその事ホームトレーニングに切り替えてしまうのも一つの手かもしれません!
自宅でやれば、どんなやり方でトレーニングしていても自由ですし、迷惑をかけることもありません。
他人のことを気にして思う存分できない、なんてこととも無縁です。
今は安価な器具の選択肢が沢山あるので、思い切って揃えてしまうのもいいかもしれません。
一回揃えてしまえば長く使えますし、いつでも好きな時にトレーニングできるなんて最高ですね!
最後に
いかがでしたでしょうか。
気付かないうちにマナー違反をしている可能性もありますので、まずはしっかりと各施設のマナーを確認しましょう。これは、入会時のオリエンテーションでも説明されているはずです。
自身がマナーの悪い客と周りから見られないよう気をつけ、楽しいトレーニングライフを満喫しましょう!
それではまた!